_ 　飯田線で考えた転職の話

小規模SIerの小規模案件受託保守生活飽きた感が最近どっと出た。金もないしな。半年前に下げられたのだが、暇でいいかとだらっとしてたが、もう限界で飽きた感が噴出。 そして、現在業務委託でよいので開発案件を探している。

心境が変化した過程を分析して言語化することで、面接などに役立たないか考えている。 「いや、人は正社員になるべきだ」論とかには触れない。おったまげ。（結婚おめでとうございます） 別に保守をやめるわけではないのでdisりにならぬよう書く。以下、各所に（気がする）が省略されている。

つらい点要約

• 勉強したり何か導入したりする意志が削がれる。金のないままに外で使えない人材になっていくことへの恐怖
• だから金くれ

疲れた点

• 勉強したから金をくれというわけではないが、自分の意志で勉強するということは、昨日までの自分よりも何かが向上すること。
• 向上に対して金銭的評価あるいは金銭がなくとも評価につながらない。そもそもそれが評価点でない
• 案件が小さいので新技術導入してもメリットが小さく導入コストが合わず、結局旧態依然
• 社内システムなので新しいものは導入しにくいこと
• サーバ担当が（たぶん）知らないため導入できない
• nginxも無理ってどうなんだ？
• などの事情から新技術を使う場がないこと
• 勉強しないメンバーのレベルに合わせること
• ITリテラシのない客の相手
• SIから始まる案件なので大抵そうなる
• なんでもIEとExcelで回る仕事
• 「IEで動けばいいです」
  • どんどんやる気を失う
• ごく少額の細かい見積もりに悩む空しさ
• 見積もり工数の割合が高いがそんな項目は計上できない
• できたのかもしれないけど
• 見積もり技術自体は重要なので安全マージンのためのトークとかの経験は積めた
• 自サバ環境が多く、システム屋に作業が依存する。町が発生する。しない。待ちが発生する
• 新技術を使うこともできずどんどん活動がクローズドになっていく。（＝そこでしか生きられなくなる）使っても一人なので使い方を揉まれる経験にもならない
• 案件の規模が小さいので新技術の教育コストが大きく、何も導入できない（それは今度大きい案件でやろうね）
• 技術的感度の高いチームで仕事がしたい

経験できたこと

• 各種大事故。書けない。
• メールサーバーどうこうはもうやりたくない
• そもそもSIer(と下請）にしかそんな需要はない
• エンタープライズ向けWindowsの知識。そんなに欲しくない。
• 組み込みJavaならいいかもしれないがちょっと疲れた
• 少額の見積もり交渉

金について

• 自己に対する外部からの評価。
• 変動する際のプロ野球選手の気持ちがちょっと分かった（つもり＾１００）
• 座る場所によって金は決まってしまう。
• 細かい見積もり作成をいくらがんばっても報酬は上がらない。受託の構造的問題。
• 説明とか説得とか人を納得させるとかそれはそれで重要な能力
• twitterで読んだが、低賃金の場所に居続けることは自分で自分の評価を決めていることになる

違う現場に入りそれをどう解決できるかを考える。

• 勉強したことを生かす機会がある環境を探す
• それが評価につながるあるいは価値とされるならなおよい

Evernoteの下書きからつらつらと書いていると面談キャンセルのメールが来た。死にたい。（今年最後のエントリ）